斉国の大将である「田忌」は大変競馬が好きである。ある時、斉国の「威王」から競馬をしょうと話を持ちかけられた。
「田忌」は大喜びで競馬をしたが三頭ともことごとく負けてしまった。
しょげて帰る道すがら「孫子」に出会った。「孫子」はしょぼくれた顔の「田忌」からいきさつを聞くと必ず勝つ方法を伝授すると約束した。
数日が経ったある日、「田忌」は「威王」に競馬をやろうと持ちかけた。
勝負は三回で、「威王」が最初に引いてきた馬は上等の馬だったので「田忌」は下等の馬をあてた。勝負は当然のことながら「威王」の上等の馬が勝った。
「威王」が二回目に引いてきた馬は中等の馬だったので「田忌」は上等の馬をあてた。すると「田忌」の上等の馬がかろうじて勝った。
三回目の「威王」の馬は下等なので「田忌」は中等の馬をあてた。すると「田忌」の中等の馬がかろうじて勝った。結果は3対2で「田忌」の勝ちだった。
負けたことのない「田忌」に負けたことに納得がいかない「威王」はどうしてか?とそのわけを「田忌」に聞いた。実は「孫子」に策を授けられたと打ち明けた。
その後、「孫子」は「威王」に軍師として重用され、幾多の戦争に勝利をおさめ斉国は強大な国家になった。
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